東急8500系-編成構成

東急8500系を構成する車両は、先頭車両と中間車両、パンタグラフや制御装置などの機器の有無、また電動車か付随車かの違いによって8500型、8600型、8700型、8800型、8900型にわけられます。

このページでは、これら8500型、8600型、8700型、8800型、8900型について簡単に纏めてた上で、一編成の構成についてお話します。

構成

東急8500系には8500型、8600型、8700型、8800型、8900型の5種類の車両で編成されています。

形式 運転台 パンタグラフ 主制御装置 空気圧縮機 モーター クーラー用
電源
8500型 × ×
8600型 × × ×
8700型 × × ×
8800型 × × × ×
8900型 × × × × ×

※効率化のため、一部の8800型は空気圧縮機を撤去したようです。
※大井町線用として5両で運用されている8638F~8641Fは8600型に予備のクーラー用電源を搭載しています。


8500系ではユニット方式を採用していて、主制御装置とパンタグラフを搭載したM1車と空気圧縮機を搭載したM2車でユニットを組みます。M1車にあたるのが8500型と8700型で両者は運転台の有無で分けられています。またM2車にあたるのが8600型と8800型で両者の違いはM1車と同じく運転台の有無です。

ちなみにM1車は単体でも運用可能で、事実最初に登場した際にはM1cはユニットを組まずに使用されていました。現在8500系は全ての編成がユニットを構成になっており、8000系のように空気圧縮機を二つ搭載するM2車や単体で使用するM1など例外がない為、保守の面でも非常に効率的になっていると思われます。

※ユニットについて詳しくは『電動車と付随車』を参照してくさい。

通常8500系というと8501から順に8502,8503…と命名していきますが、8700型と8800型は1編成に3両いるので40編成作ると8638F+8639F、8640F+8641Fの分を差し引いても100両を超えてしまいます。お互いに100繰り上がると8800型と8900型があるので100を超えて命名するわけには行かず8799、8899の次は0700、0800となっています。

※当初の計画では8500系は30編成しか作らない予定だったそうです。ところが需要があったので42編成まで作るとになり、このため中間車の番号が足りなくなったりという予期せぬことが起こったのです。

編成

現在は8638F、8639F、8640F、8641Fを除いて10両で運用中で1つの編成に4つのユニットを持ち、8M2Tで以下の構成をとってます。

M1c M2 T M1 M2 M1 M2 T M1 M2c
8500 8800 8900 8700 8800 8700 8800 8900 8700 8600

8638F、8639F、8640F、8641Fは5両で運用中で1つの編成に2つのユニットを持ち、4M1Tの以下の構成となっています。

M1c M2 T M1 M2c
8500 8800 8900 8700 8600

※最近までは8638F+8639F、8640F+8641Fと連結して運行されていました(仕様的には運転台が途中にある以外は同じになる)。