解像度

解像度ってなに?

デジタルデータである画像データは、拡大してみると色々な色のドット(点)でできています。一つの写真をどのくらいのドットで表すか、というのが解像度ということになります。ドットの数が多いほど絵がきめ細かくなるので高画質になります。一般的には、1インチあたり何ドットかというドット/インチ(dpi) という単位が用いられます。

下はちょっとしたイメージです。補正や圧縮もかかっているので厳密ではありません、あくまでイメージとしてみてください。同じ画像でも解像度が低いと絵が粗くモザイクのようになって画質が悪いのは一目瞭然です。

イメージイメージ

(左)25ドット/インチ、(右)50ドット/インチ

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(左)100ドット/インチ、(右)200ドット/インチ

解像度と画像サイズの関係

『ドット/インチ』という単位は1インチあたりという単位なので『画像の大きさ』『解像度』がセットで画質が決まります。

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例えば、上の図では1辺1インチで4ドット/インチの画像と、1辺2インチで2ドット/インチの画像が同じものになっています。つまりデジタルデータとしての情報量は同じもので、単に印刷なり表示するなりするときにどの程度の大きさに引き伸ばすかという設定が違うだけということになります。

逆に、解像度を低くしても大きさを大きくすれば画質は保たれるということになります。高画質で読み込むとディスプレイで大きく表示されるのは、ディスプレイの解像度が低いので同じ画像を表示するには画像を大きくする必要があるからです。

デジカメの画素数との関係

これは、言葉の問題でして、ドット、ピクセル、点、画素は同じものです。つまり、1辺1インチで4ドット/インチの正方形の画素数は16画素ということになります。

実際の例で考えてみましょう。私の愛用しているLUMIX G1というデジカメは1210万画素のセンサーを搭載しています。そして、記録される写真は4000×3000ピクセル(ドット)で、これを計算すると1200万となり画素数とほぼ同じになることがわかります。

http://ctlg.panasonic.jp/product/spec.do?pg=06&hb=DMC-G1 (LUMIX G1 詳細スペック)

さらに応用すると、これを20×15インチの紙に印刷すると解像度は200ドット/インチとなることが分かります。