メモリ

はじめに

パソコンではCPU内のメモリからUSBメモリまで様々なメモリが使われています。そんなメモリの中でも、パソコンの性能に関わってくるのがメインメモリです。このページではこのメインメモリについてお話します。

メインメモリって何?

パソコンは、プログラムやユーザーが作ったデータをHDDやFDDに保存しています。しかし、HDDやFDDはCPUの処理に比べてずっと遅いので、パソコンではより高速なメモリに使うデータをコピーして利用します。パソコン内には様々なメモリがあるので、メインメモリと呼んで区別したりしますが、何も言わずにパソコンのメモリと言ったら通常はこれを指します。

現在使われているデータはDRAMと呼ばれるメモリで、常に電気を供給していないと記憶が飛んでしまうメモリです。このDRAMの仕様から、一度電源を落とすと再びHDDから使うデータを読み込むことになり長時間にわたって見たくもない起動画面を見させられたり、途中で停電が起こるとデータが消えて悲惨な思いをすることになるのです(笑)。

どんなモン?

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メモリは、通常CPUの隣の○で囲った辺りに搭載されています。パソコンの大きさによって2本~4本程度スロットがあります。メモリはメモリスロット(下左図)にメモリモジュール(下右図)を取り付けることで搭載します。

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パソコンによっては、空きスロットがあって必要に応じてメモリを増設することができるものがあります。メモリの容量が多いと、HDDから予め沢山のデータを読み込んでおくことができるので、遅いHDDにアクセスする機会が減って、結果的にパソコンが高速になります。